劣等感で苦しい人、押し潰されそうな人へ【人生が変わる斉藤一人さんの名言】

この話ね、なんでこんなに長く説明しないといけないかって言うと、劣等感を与えてる方も愛だと思ってるからなの。

「不幸は勘違いから始まる」、「足りるを知る」とか色んな話をテープに録ってるけど、究極的にはこの話になっちゃうのね。

俺は、もっと分かりやすく話さなきゃいけないと思ってるんだけど、今の段階ではこれが限界くらいなの。

親も勘違いして気が付いてないけど、人が不幸になる最大の原因は劣等感なんだよ。

だから、子供に過剰な期待とかしちゃダメだよ。

ちょっとガッカリしたような顔されたり、試験や通信簿見て「あら、下がったね・・」って言われただけで、どのくらい子供が傷つくかわかってないんだよ。

ガラス細工みたいに物凄い繊細なんだよ、子供って。指でピンとやっただけで割れちゃうんだよ。

「私、そんなこと言ったことないもん」って言うけど、顔が言ってるの。

「あ、成績下がっちゃったね・・」ってガッカリした顔してから、「でもお母さんそんなの気にしてないから」なんてフォローしたってダメなの。

子供にはウソつけないんだよ。神に近いんだよ、子供って。

親が何思ってるかくらいわかるんだよ。

そして、今苦しんでるあなたもそれを親にやられてきたんだよ。

だからもうやめなって、それ。

あなたが何でやられてきたかって言うと、あなたも親になったらやる人なんだよ。

どっかで断ち切らなかったら、ずーっと不幸が続くんだよ。

あのね、劣等感がある親ってね、自分が家に帰った時、

家族が喜んだ顔したり、常に自分を称賛しててくれないと嫌なの。

それで、いつも家族に機嫌を取らせてるの。

自分はそれで気持ち良いから、良い家庭だと思ってるの。

突如、奥さんがヒステリーになったりノイローゼになったりしたら、自分を称賛させてなかったかどうか考えな。

いつも自分を誉めてて欲しいとか、いつも自分を見てて欲しいとか、そんなこと思わないよ、普通の人間は。

もし思ってるとしたら、あなたは子供の時から、ずーっと劣等感の塊で生きてきたんだよ。

たまに、劣等感をバネに出世しちゃう人もいるの。「だから頑張らなきゃいけない」って。

人よりだいぶ出世して、いつも一緒にいるような夫婦っているの。

だから、周りの人は仲が良いと思ってるんだよ。

奥さんはいつも旦那のこと誉めてるから「良い奥さんね」って言われてる。

だけど、いつもいつも旦那のこと誉めてたいか?いつも一緒に居たいか?

普通は、あっちこっち行きたいってなるだろ?って。

よっぽど厳しい親に育てられて旦那に劣等感があるから、奥さんとか子供にそれを望んでしまうんだよ。

それで、「本当に良い奥さんだったのに、突然気が狂っちゃって・・」っていうケースもあるの。

だけど、本当にそんな良い人で旦那の愛に包まれてて、おかしくなるかい?って。

そりゃあ医学上なることもあるかも知れないよ。

だけどその前に、奥さんを自由にさせてたかい?

人と楽しい思いしたら「楽しかったねぇ」とか、「良かったなぁ、また行っておいでよ」って言ってたかい?

それで、なぜそれを言えないんだい?って。

誰でもね、「自分には劣等感があるんじゃないか?育てられた時に劣等感を与えられたんじゃないだろうか?」それを考えた方がいい。

幸せの絶頂ならいいよ。そうじゃなかったら、もし不幸な人がいたら、それを考えてみて下さい。

劣等感は出世では解決できないの。

いくら家の人がチヤホヤしても解決できないの。心の中にあるから。

いくら飲み屋とかでお金使って、その時はチヤホヤされても、自分は嫌われてることを知ってるんだよ。

だから帰りにはガクッとして寂しくなって帰ってくるの。

もしあなたが不幸なら、自分の中に劣等感があるんじゃないか?ってことを一回考えて下さい。

幸せだとしたら、その劣等感が無いだけなの。

最後にもう1個だけ話します。

例えば男兄弟が何人かいたりすると、親は自分じゃなく、弟や兄貴にハイハイって物をあげたりすると。

ただ近くにいたからあげただけなのに、子供の方は「なんで弟の方に先にあげるんだろう」とか、「俺は差別されてるんじゃないか」って思っちゃう。

だけど、あんたの親はそんなこと考えてないの。

たまたまその時、怒りやすいから怒っただけなの。

親がイライラしてると、つっけんどうに子供を扱ったりするんだよ。

やられた子供の方は、「なんで俺なんだ?弟の方が可愛いんじゃないか?」とか、兄貴の方がが可愛いんじゃないか?って思うんだけど、親はそんなことすら考えてないの。

あなたの親は思いつきでただやってるだけなの。ただそれだけなんだよ。

だから、劣等感を持つほどの問題じゃないんだよ。

この、劣等感という呪縛からどうやったら解き放されるのか?

これに気付けば、「あ~、ただそうなんだ」って分かります。

人は未熟な親を選んで生まれて来るんだけど、この劣等感を無くす、止める。

これが今世の修行なの。

たとえ何回生まれ変わっても、最終的にこの劣等感を持ったままだと、幸せにはなれないの。

そして、できるだけ人に劣等感は与えない。

それを出来るようになるのが今世の修行なの。

できないと何回でも起きるの。

今世中に分からなくても良いです。

ただ、人には劣等感があることだけは分かって下さい。全員ではないよ。

うまくいってない人、いつも怒ってる人、威張ってる人を見た時は、

「この人は劣等感があるんだ。小さい時によっぽど劣等感を植え付けられたんだ」

と思って下さい。

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劣等感というのは、外に対しても自分に対しても攻撃的になることがある。

劣等感が自分を攻撃した時に、鬱病になったり、ひきこもりになったりもするの。

そして、攻撃的な人間が劣等感を持ったか、優しい人間が劣等感を持ったかで、起きる行動が違ってくるの。

ただそれだけなの。

だから、全ての原因は劣等感なんだよ。根拠の無い劣等感なの。

劣等感がある人は、人から認められようと努力をいっぱいするけど、よしな。

あなたのことは神様が認めてるの。

神様がが認めてるから、あなたを地球に誕生させたの。

神様が認めてるんだから、誰が何て言おうと関係ないの。

「私のことは神様が認めてくれてるんだ」いつでもそう思えば良いの。

えー、長くなりましたけど、一応終わります。

ハイ、追伸です。

今ね、「劣等感持ってる人は、どんなタイプの人なんですか?自分達でも見抜ける方法がありますか?見抜けたら、そこからどうやって逃れられますか?」

という質問が来てるんで、それに答えます。

まず、劣等感がある人を見抜く方法です。これは物凄く簡単なので誰でもわかります。

例えば職場を想像して下さい。やたら怒ってる人がいます。

その人は小さい時に物凄く劣等感を植え付けられてます。

いつも劣等感でイライラしていて、それを晴らすためにデカい声で怒鳴ります。

「こんなことで大きな声出さなくても普通に言えば分かるじゃないか」というのにデカイ声出してます。

劣等感→イライラ→怒鳴る。こういう人が「攻撃型劣等感タイプ」です。

もう1つ、「内向型劣等感タイプ」があります。

これは「攻撃型劣等感タイプ」と、イライラするとこまでは一緒です。

ところが、内向型なので怒鳴ることはできません。

そのかわり、「お前これじゃダメじゃないか、何回言わせるんだよ」とか、

「俺はね、お前が憎くて言ってんじゃないんだよ、お前の為に言ってるの」

とかネチネチ言って、やたら長いです。1分で済む話を10分してます。

劣等感→イライラ→ネチネチ長い。これが「内向型劣等感タイプ」です。

まとめると、デカい声出す必要がないのに怒鳴るのが「攻撃型劣等感タイプ」、

長くやる必要がないのにネチネチ長く説教するのが「内向型劣等感タイプ」です。

これは両タイプとも劣等感が原因だということです。

もちろん、家庭でも同じですよ。

家で怒鳴ってるお父さんとか、ネチネチ子供に説教してるお母さんとか、これも小さい時からの劣等感です。

この場合も必ず、「攻撃型劣等感タイプ」と「内向型劣等感タイプ」に分かれます。

中には、「怒鳴る上に長い」という凄い人もいますが、こんな人は超が付くほど物凄い劣等感を持ってます。

その人の育った環境を聞くと、「あぁ、これじゃあ劣等感持っちゃうよな・・」という育ち方を大抵してます。

でも、人を怒鳴ることでイライラは晴れませんよ。

このような人達に会ってしまった場合、そういう人を上司に持っちゃう場合もあります。

自分が的かけられてやられちゃう時もあります。

それでは、やられてる人はどうするか?

見抜いて下さい。

「この人は私を怒鳴ってるけど、私の為でも何でもなく、ただの劣等感なんだ」って。

でも、「あなた劣等感ありますよね?」って上役に言えませんよね。言えなくてもいいです。

その人に呼ばれる前か、出社する前に、

「○○部長が劣等感から救われて早く幸せになりますように」と心の中で念じて下さい。

すると、だんだん変わってきます。

なぜなら、劣等感を持ってる人は、劣等感持ってること見抜かれるのが一番嫌なんです。

それがバレると、もうそんなことは出来ません。

同様に、家庭で怒鳴る親父さんがいたら、

「この人はよほど劣等感を受けてきたんだから、早くそれから抜け出せて幸せになりますように」と念じて下さい。

それと、もしあなたが子供とかにネチネチやってる立場だとしたら、「私は劣等感なんだ」って早く気付いて下さい。

たったこれだけで対処の仕方がわかって、薔薇色の人生を送れますよ。

以上です。

ハイすいません、このテープを聴いた人からいくつか質問がきてるので、それに答えたいと思います。一番多かったのが、

「子供の時に劣等感を受けたのはわかったけど、なぜそれを大人まで引きずって、そこから抜けられないんですか?」

そしてもう1つ、

「自分は劣等感が原因だってわかったけど、その後どうやったら救われますか?」

という質問です。

まず、この話を聴いてもらわないと解ってもらえないんですけど・・

実は、みなさんの心の中に「悪徳裁判官」がいます。

これは何かというと、例えばあなたが罪を犯したとします。

極端な話だけど、あなたは人を殺してしまいました。そうしたら10年の禁固刑を受けました。

そして10年後にあなたは出てきました。すると、また捕まってしまいました。

また10年刑務所に入れられました。それで出てきたら、また捕まってしまいました。

前の罪で何回も何回も捕まってしまいました。

・・それって、おかしい話ですよね?

罪を償って出てきたのにね。それをやるのが「悪徳裁判官」なんです。

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