いつも心にテーマソングを!


テーマソングとは、
映画やドラマ、テレビ番組等を
効果的に演出する為の音楽のことですが、
世の中には本編を凌駕するような、
素晴らしいテーマソングが多数存在します。

今回は、私が今まで聴いた中で、
コレはっ!と思うテーマソングを紹介します。
まずは映画部門から。

一番に挙げたいのはやはり、
「スターウォーズ」のテーマです。
初っぱなのジャーン!と同時に、
ドカンと登場するタイトルロゴには、
何回観ても鳥肌が立ちます。

勇ましさと壮大さが見事なこの名曲は、
巨匠ジョン・ウィリアムズの作品ですが、

この曲を最初に聴いた時、
ジョージ・ルーカスがどれだけ興奮したのか、
想像するだけでこっちも興奮しますよ。
スピルバーグが羨ましがったのも解ります。

このテーマソングこそが、
「スター・ウォーズ」のブランド化に、
最も貢献したのではないでしょうか。

さぁ、お次は「ロッキー」のテーマです。

この映画のオープニングを観た時、
私はブッ飛びました。

あのテーマソングが流れる中、
上手からゆっくりと、
デカい「ROCKY」のタイトルロゴが、
下手へとスライドしていくんです。
カッケーッ!

シルベスター・スタローンの出世作で、
低予算にも関わらず、
大ヒットしたことでも有名ですが、
よくこんな名曲に巡り合えましたよね。
それは他ならぬ、スタローンが「持っている男」
だったからでしょう。

洋画ではもう一つ。

「炎のランナー」のテーマです。

ヴァンゲリス作のこの曲は、
主人公ら選手達が浜辺でランニングする、
オープニングシーンで使われてます。

イントロのシンセでは、
コンセントレーションとピュアエモーションを。
主旋のピアノでは、
崇高なスピリッツと未熟なパッションを
見事に表現した名曲中の名曲ですよ!
ほとんど何言ってるか解りませんねっ!

映画自体も大変素晴らしいので、
是非ご覧になってみて下さい。
アカデミーも獲った名作です。

さて、邦画に行きましょう。

私が筆頭に挙げたいのは、武田鉄矢主演、
「刑事物語」のエンディングテーマで、
吉田拓郎が歌う「唇をかみしめて」
これですよ。

「ええ加減な奴じゃけん、放っといてくれんさい」

いきなりの広島弁が渋いですなぁ~。

武田鉄矢は、
曲の良さが解らない監督陣を納得させる為に、
実際の現場で曲を聴かせたそうですが、
全員ブッ飛んだらしいですよ。

しかし、吉田拓郎も武田鉄矢に頼まれて、
ようこんな凄い曲書けますなぁ。

続きまして・・・

私が大好きな薬師丸ひろ子の主演映画も、
名曲揃いですよ~。
中でも一番は「探偵物語」ですね。

大瀧詠一×松本隆という黄金コンビの作ですが、
これはですねぇ、もう丸々文学作品です。

「好きよ・・でもね・・たぶん・・きっと・・」
なんてのは、
潮騒のように揺れる女心を見事に表現してますなぁ。

それにしても、
薬師丸ひろ子の歌声はやっぱり良いです。
大物が曲を提供するのも分かりますね。

さて、TVドラマに行きましょう。

私が大好きだったのは、
「裸の大将放浪記」の主題歌、
ダ・カーポが歌う「野に咲く花のように」です。

私はこの手のドラマには弱くて、
いつも涙、涙でしたが、
この曲もだいぶ手伝っていたと思います。

なんでしょうかこの、
物語と曲の見事なマッチングは。
作曲の小林亜星と作詞の杉山政美は、
本当に恐ろしい人達です。

お次は、
「俺たちは天使だ!」のエンディングテーマ、
SHOGUNが歌う、「男達のメロディー」です。

ドラマ内容はあまり覚えてないのですが、
この曲のインパクトだけがずっと残ってて、
私は今でも聴き続けてます。

「運が悪けりゃ死ぬだけさ!」

この最後の決めゼリフがシビレますわ。

そして、井上堯之バンドによる、
「太陽にほえろ!」のテーマは外せません。

主題歌から挿入歌まで含め、
全編インストゥルメンタルですが、
これほど外れ無く仕事をしてる、
サウンドトラックはなかなか無いでしょうな。

そして、
同じ刑事ドラマ「Gメン’75」のエンディングテーマ、
「面影」も哀愁溢れて良かったですね。
これぞ歌謡曲です。

お次はアニメに行きましょうか。

やっぱり、
「あしたのジョー」のテーマが、
私の中でダントツ一位ですね。

あの重厚感溢れるイントロと、
出だしの歌詞がシブ過ぎます。

途中の「ルルル~・・・」の歌詞は、
尾藤イサオさんがレコ時に歌詞をド忘れして、
思わず歌ったのが採用されたらしいですね。

これがまた、ジョーの背負う哀愁を感じさせて、
グッときます。

最後の決めゼリフ、
「あしたはどっちだ?」のところは、
「キャーッ!」ってなるくらいシビれます。

続きまして、
「アルプスの少女ハイジ」のテーマです。

この曲の、どこまでも飛んでいきそうな、
伸びのあるメロディは、
主人公ハイジの心と、
見事にシンクロしてると思いませんか?

イントロのホルンとヨーデルも、
アルプスの雰囲気を出しててグッドです。

そして、名曲揃いの宮崎駿アニメの中で、
私が選んだのは、「となりのトトロ」です。

この曲は優しい・・

映画のコンセプトをキチッと抑えながら、
キャッチーな曲に仕上げた久石譲は、
やっぱり凄い人だ。

井上あずみの歌声も良いんだなぁ。
実際に会ったこともありますが、
大変お美しい方でした。

最後に番外編として・・・

プロレスの入場曲「スカイ・ハイ」です。

同名の映画のテーマソングに、
既に使用されていたそうですが、
日本ではミル・マスカラスの入場曲として、
人気に火が付きました。

全てのヒーロー物の中でも、
これほどカッコ良くて、
ドラマティックな曲は無いでしょうね。

ミル・マスカラスの華麗なルチャリブレを
満点に演出してくれましたよ。

さぁ、

主なものだけザッと紹介しましたが、
他にも沢山あります。
CMソング等も入れたら数え切れません。

ちなみに私も昔、
地元の町民劇のテーマソングを作曲して、
ビクターから発売されたCDに、
入れてもらったことがあります。

「コーラスでうたうウチナー(おきなわ)子どもうた」
というタイトルですが、
興味がある方は是非聴いてみて下さい。
私のは「トゥゲザー・ドリーム」という曲です。

宣伝になっちゃいましたが、
そろそろ纏めましょう。

私からの提案ですが、
みなさんも「自分のテーマソング」を
持ってみてはいかがでしょうか?

音楽には物語を演出する力がありますから、
当然、あなたの生活をも、
見事に演出できると思うんです。

何か勝負事をする時に聴くテーマ、
目標を達成した時に流すテーマ、
気分をスッキリさせたい時に聴くテーマ等々、

日常の様々なシーンに応じて、
そういうテーマソングを持ってると、
よりあなたの人生は輝き出すと思うんです。

えっ?私のテーマソングはって?

それはもちろん、
ジェリー・ウォレスが歌う「男の世界」ですよ。

う~ん、マンダム・・(ふる~)

今回は以上です!

最後まで読んで頂き、
大変ありがとうございました。