コロッケのモノマネは只の芸にあらず。心して観よ!


みなさんはコロッケは知ってますよね?
美味しい方ではないですよ。面白い方です。

もう海外進出してもいいんじゃないですか?
ある意味、
マイケル・ジャクソンに並ぶエンターテイナーだと、
私は思ってるんですけどね。

それほどコロッケのモノマネは面白い。
日本を代表するお笑い芸人達が、
腹かかえて笑うくらいですから。

彼の、目まぐるしく人が変わる、
モーフィングのような顔芸を見たことありますか?
衝撃ですよ・・
マイケルの時と同様、
私はCGじゃないかと目を疑いました。

また、森進一のモノマネをする人は、
もはや本人ではなく、
コロッケのモノマネをマネしているほど、
その芸は大衆に浸透しています。

彼くらい、モノマネという原始的な芸を
ここまで上質のエンターテイメントにした人が、
かつていたでしょうか?

私は「モノマネ」という言葉が世界共通になるほどの、
ムーブメントを起こす予感を
彼に感じてしまうほどなんです。

コロッケはよく、デフォルメの天才と言われますが、
そのモノマネ芸は、
本人からかけ離れていけばいくほど似てくる、
というパラドックス的領域に達してます。

まるでそれは、
原型を崩せば崩すほど芸術となってしまう、
絵画や書の達人の如し。

コロッケのモノマネは、
決して観る者を唸らせるものではありません。
「似てるーっ!」と膝叩いて笑っちゃう面白さを
トコトン追求しています。

五木ひろしをロボットにするとか、
森進一を恐竜にしちゃうとか、
ブッ飛んだことをするから誰が観ても楽しくて、
何度観ても飽きないんですよね。

ちなみに、
私が個人的に大好きなモノマネは・・

一曲の中に何十人もの顔マネを詰め込んだ、
エアボーカルモノマネ、
ロボット五木ひろしの決めポーズ、
ブルース・リーのレコーディング風景、
5倍速の谷村新司の眼差し、
「キューティーハニー」を歌う玉置浩二、
「M」を歌う吉幾三、
音程外して歌う田原俊彦と浅田美代子等々・・

これだけ挙げただけでも、
彼のファンタジスタぶりが伺い知れます。




本当にこの人は、
昔から茶の間を笑わせてきましたよね。
「お笑いスター誕生」に始まり、
数々のバラエティ番組で、
大爆笑をかっさらってきました。

司会の研ナオコが笑い過ぎて、
しゃがみ込んで動けなくなったのを
よく覚えてますよ。

コロッケも周りからよく突っ込まれてますが、
御本人にしてみれば、
不愉快極まりないモノマネだらけですよね。

岩崎宏美とは和解したみたいですが、
本人は「シンデレラ・ハネムーン」を
しばらく歌えない時期があったみたいですよ。
妹の岩崎良美はコロッケに、
本気で突っ掛かったこともあったみたいですし。

コロッケは、
「自分は大好きな人しかモノマネはしない」
と釈明してはいました。
確かに好きだからこそ、
緻密に観察できる部分はあるでしょうけど・・

コロッケの十八番である、
野口五郎やちあきなおみなんかは、
今の若い人は知らないはずなのに、
思わず笑っちゃうんでしょうね。

それを観た後に本人の映像を観て二度笑う、
という現象が起きてるのかも知れません。

世代を超えて愛されるコロッケよ、永遠に!

ん・・まだ生きている?
イヤイヤ、もう既に生きた伝説ですよ。

最後にお願いですが・・

昔、私の地元である沖縄県南城市佐敷の、
馬天入口にあったラーメン屋(現在は琉球銀行)に、
コロッケが営業に来てたような記憶があります。

だいぶ昔なので確かではありませんが、
情報を持っている方は是非コメント下さい。
かなりローカルな話ですみません・・

今回も最後まで読んで頂き、
大変ありがとうございました。