みなさんは、人類は本当に進化してるのか?と疑問に思ったことはないですか?
文明は発達して便利になってるから進化してると思い込んでますけど、実は人類は身も心も退化してるんじゃないのか?という話です。
私が好きなラジオ番組「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」で、面白い話をしてました。
「身体を動かさないと脳はバカになる」そうです。
これは武田鉄矢さんの意見ではなく、「GO WILD」という本の著者ジョンJ.レイディさんの言です。実にシンプルで大胆な意見ですよね。
今回はこの著者の主張に私の意見も織り混ぜて語ります。
この著者は、現代人は食事が偏りがちで運動も疎かにしている為、肥満による病に犯され、ガン発症率も時代と共に上昇していると指摘。
さらには、野性を遠ざけ文明のみを良しとする世間の風潮にも異議を唱えてます。これに私は共感しました。
文明は発展するほど便利になりますが、その便利さは人間を豊かにすると同時に、骨抜きにもするとも思うのです。
「私達は何故、物質世界に産まれるのか?」という根本を問いたくなりますが、話が広がってしまうので、戻りますね。
著者は、人間に眠っている野性を呼び覚ますことで免疫力は高まり、脳も活性化して成長すると主張します。
それに逆行するならば、人類は「生物」として退化するそうです。面白い意見ですよね。
野性を呼び覚ます方法として著者が推奨しているのがトレイル・ランニングです。
自然の山道を走るやつですね。
裸足で走るのが理想らしいですが、さすがにキツイので五本指シューズでも構わないそうです。
なぜトレイル・ランニングかと言うと・・
自然の様々な路面状態に対じて身体が多様な運動をするということと、裸足で走ることで足裏のセンサーが地面の情報を敏感に捉えて神経に伝える為、脳の活性化に大変有効らしいのです。
確かに昔から足裏のツボは体中の神経に通じてると言われますからね。
著者曰く、トレイル・ランニングのようなナチュラルトレーニングこそが、人類が草原で獲物を追いかけていた頃の野性の記憶を呼び覚ますのだとか。
故にトレーニングジムでバイクを漕いだり、ルームランナー等で走る行為を「運動のファーストフード」と呼んで軽視してます。
運動には違いないけれども、とても偏った脳への刺激も少ない運動、ということなんでしょう。
「人間にとって何よりも先に必要なのは生きる力だ」みたいなことを誰かが言ってましたが、人間の野性を目覚めさせることはつまり、「生きる力」を鍛えることなんだと思います。
人間が生物である以上、この世界で逞しく生きる力を磨くことがまず重要で、その上に教育や倫理、思想や宗教等が、構築されるべきではないでしょうか。
身体的、精神的に苛酷な状況でもしぶとく生き続ける力。それが現代人の中で一番退化した能力なのかも知れませんね。
話は変わりますが、「人間は一本の管である」と言う人がいます。面白いですよね。
それは下等生物から人間までが一緒で、管とは、食物を入れる口から排泄物を出す肛門までのことを言い、その他全ての器官、脳や手足に至るまでが口に食物を運ぶ為にあると言うんです。
確かに、根本まで遡ると生物は全てそういうものかも知れませんね。
こういう見方も有りならば、みうらじゅんが言った、「俺達にチンチンが付いてるんじゃない、チンチンに俺達が付いてるんだ!」というジョークもあながち、ジョークに聞こえなくなってきますね。
ん・・・もしかすると、人間を支配しているのは養分を体内に吸収する腸ということか?
私が好きな斎藤一人さんも、「人の運命は腸が決める」と言って、腸の重要性を強調してましたが、そうかぁ、繋がりました!
私達は脳が身体を支配してると思い込んでますが、実は臓器一つ一つにも意識や記憶が宿っていて、脳や心に何かしら影響を与えてるかも知れませんね。
臓器移植された人にドナーの人格が乗り移ったという実例もあるそうですから。
さぁ、そろそろ纏めましょう。
これからの時代、私達は野性を取り戻すことで生きる力を鍛え上げ、車がブンブン走る側からスマホ見ながら歩くような、そんな危険センサーがイカれた現代人に、オサラバしようではありませんかっ!私達はワイルドを目指すことで進化するのです!
はっ!?何ということだ・・・
ステッペンウルフの名曲「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」は、あの時代から既に人類が進むべき道を指し示していたというのかぁ・・・!
んなアホなことを喚きつつ終わりにします。
今回も最後まで読んで頂き大変ありがとうございました。