私が住むここ沖縄にはユニークな沖縄方言(沖縄弁)がたくさん飛び交っています。
当然、沖縄県外の方が聞くと全く意味不明でしょうから、今回は生粋の沖縄県民である筆者が、面白くてよく使う沖縄方言を16個レクチャーします。
みなさんが沖縄県民と話す機会にこれらの方言をサラッと使えれば、グッと相手との距離が縮まりますし、ビッグな商談を取り付けたり、はたまた綺麗な女性も口説けるっ!・・かもよ~
それでは早速いってみましょう!
※ 発音まで教えることはできませんが、単語の頭にアクセントを置けば、だいたいオッケーです。
「ありがとうございます」という意味です。
どんなシーンでも相手を選ばず使えます。
本土の方が使うとビックリされると同時に、喜ばれること間違いないでしょう。
これは出会い頭の挨拶で時間帯は問いません。
男性が言う場合は「はいさい!」、女性なら「はいたい!」となります。
例文としては、
「はいさい!具志堅さん。これからどこかに行くの?」
という感じになります。
ちなみに、喜納昌吉さんの名曲「ハイサイおじさん」のハイサイがまさにコレですね。
とてもフランクな挨拶なので、かしこまったシーンで使うのはNGです。
食事時の「いただきます」という意味です。
また、「ごちそうさまでした」は「くゎっちーさびたん」となります。
作った人に感謝がよく伝わる言葉なので、好感度アップ間違いありません。
ちなみに、ご馳走のことを「くゎっちー」ともいいます。
「とても美味しい」とか「すごく旨い」という意味です。
誰かにご馳走になった時に使うと喜ばれることでしょう。
「縁起が良い」とか、「めでたい事」という意味ですが、「カンパーイ!」に代わる言葉としてもよく使われます。
乾杯の挨拶の後にカマすと、一目置かれること間違いナシです。
先輩(年上)という意味です。
だいたい男性同士で使い、ニュアンス的には「アニキ!」と慕うように使います。
例文としては、
「今日はしーじゃのオゴリでいいですよね?ゴチなりまーす!」
という感じになります。
また、大人げない行動をする先輩に対して、「しーじゃっ!」と、たしなめる使い方もあります。
あと別用途で、「たーがしーじゃか?」というのもありますが、これは「誰が先輩だと思ってるんだ?」という意味で、調子に乗った後輩を戒める常套句です。
シリアスに使うとパワハラですが、冗談で使えば笑いが取れるテッパン文句です。
相手をリスペクトした呼称です。
例文としては、
「うんじゅは相当苦労して、ここまで会社を大きくされたんですねぇ・・」
という感じで使います。
この方言は特に、年配の方に対して使うと可愛がられますよ。
「ちゅら」は美しい、「かーぎ」は顔という意味なので、つまり美人ということですね。
例文としては、
「お姉さんみたいなちゅらかーぎは見たことないよ」
という感じで使います。
若い女性に使うと、言われ慣れてないから新鮮に感じることでしょう。
お姉さま方に使うとお世辞っぽく聞こえるかもですが、それでも十分嬉しい言葉だと思います。
「ゆっくり」とか「慌てずに」という意味です。
例文としては、
「この仕事は納期がまだ先だから、よーんなーでいいよ」
とか、
「大雨降ってるから、よーんなー車の運転はするんだよ」
という感じで使います。
ちなみに、「よーんなー、よーんなー」と繰り返しでもよく使います。
時間に大らかな(ルーズともいう)沖縄県民を象徴する方言ですね。
「強い」とか「強い人」という意味です。
例文としては、
「あんな遠い所から歩いて来たの?あんた、ちゅーばーだねぇ」
とか、
「へぇ~、新人の頃は1日100件も飛び込み営業してたんですか?ちゅーばーですねぇ」
という感じで使います。
男性に対して使えば褒め言葉になりますが、女性に対してはそうとも限りません。
これは、「よし!」とか「オッケー!」のニュアンスで使います。
「とー」一回もしくは、「とー、とー、とー」と連続でも使ったりします。
例文としては、
「(グラスにお酒を注がれて)とー、とー、とー、OK!」
とか、
「とーっ、そろそろ二次会行こうか」
という感じで使います。
しかし、この言葉は地味過ぎて、これが方言だとわかってない地元民さえいます。
なので、本土の方が使っても気付かれない可能性がありますが、わかっている人が聞けばクスッと笑って頂けることでしょう。
ニュアンス的には、軽く驚きながらも呆れた様に使う感嘆語です。
例文としては、
「あぎじぇ!?俺の注いだ酒が飲めない?」
という感じで使います。
ただし、目上の方に使うのはNGです。
人の意見に強く同調する「そうだ、そうだ!」という意味です。
相手の熱弁を聞いてる時に、相槌のように使うと良いでしょう。
ちなみに、「やん?」という、似たような相槌の言葉がありますが、これは「そうなんだ?」みたいなニュアンスで使います。
しかし、この言葉は上級レベルなので、シーンを選んで使うことをお勧めします。
これは英語の「ワオッ!」のように使う感嘆語です。
例文としては、
「うりひゃあ~!ビンゴきたー!」
という感じで使います。
沖縄県民はこの言葉をとてもよく使います。
「とても、非常に、大変」という意味で、英語の「Very」と同じです。
例文としては、
「え~、でーじ疲れるぅ」
とか、
「国吉さんのお店は、人手不足ででーじなってるみたいですねぇ」
という感じで使います。
ちなみに、世間話での「それは大変ですねぇ・・」を沖縄方言では「でーじやー・・」という風に言います。
先程の「うりひゃあ~!」と組み合わせて、
「うりひゃあ~!でーじなとんっ!(ワオッ!大変なことになったぜ!)」
というセリフも粋ですね。
これは、「ガックリきた」とか、「ヤル気なくした」という意味です。
例文としては、
「えーっ?台風で飛行機が飛ばないの?にりた~」
という感じで使います。
敬語風に「にりました・・」と使えば愛くるしさも滲みますよ。
上級者は省略して「にり~」と使うこともあります。
簡単な方言ですが、これを使えば、粋なウチナーンチュ(沖縄人)の出来上がりです。
さぁ、いかがでしたでしょうか?
一応、単語だけ覚えておいて、発音は現地の人に習いながらグッドコミュニケーションを取ってみて下さいね。
今回も最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました。