「あいつ昔はヤンチャだったのに、今では出世したよなぁ」
「あの子、高校の時は地味だったけど、綺麗になったよね」
長く生きてると、そんなセリフをよく耳にしますよね。
「それに比べて自分は・・」なんてブルーになってしまう人に届けたい、斎藤一人さんの目からウロコ～な名言がコレです、ババンッ！
暴走族には可愛い彼女ができるのに、
マジメで優しい人には彼女もできない。
あくまでこれは例え話なので、該当する方は気を悪くしないで下さいね。
さて、この両者の決定的な違いは何だと思いますか？
それは「押し出すか、押し出されるか」の違いです。
一人さんは「押し出されながら生きると幸せになれない」とまで言い切ります。
えっ、「押し出し」ってナニ？と思われたでしょうが、
それは「周りを圧倒する力」とでも言いましょうか、「ハッタリをかます」というニュアンスも含みます。
例えば、あなたが同窓会で旧友と会ったとします。
当時、色々な面で勝てなかった同級生達とテーブルを囲む中で、
あなたがロレックスの腕時計をキラッと光らせながら乾杯なんかしたら、どうでしょう？
ドヤ顔でやると嫌われますが、さりげなくやられると周りの男性陣は怯みます。
女性の目はハートになるかも知れません。これが「押し出し」です。
また、嫌な上司に怒鳴られた後に、
「私を叱ってくれるのは部長だけです、いつもありがとうございます！」
と、満面の笑みで言えたとしたら、それは完全に上司を押し出しています。
中途半端にやると余計怒られますけども。
このように押し出しとは、その場その場で勝ちを取りに行くことであり、
その為には借り物の道具を使おうが、ハッタリかまそうが構わないんです。
格上の相手でも、ここだけは勝てるという局地戦で勝負する。
漫画「スラムダンク」の安西監督が対山王戦でとったこの作戦を人生に於いても実践するということです。
人生は勝ち負けではないという見方もありますが、いいや絶対、常に勝っていたいですよね。
また、人間社会でも動物界でも、「驚いた方が負け」という法則があります。
動物は威嚇や求愛の時、自分の身体を大きく見せたり、派手な色に変えたりしますが、それは全て勝ちを取りにいく行為です。
人間も太古の時代から、権力者ほど立派な城を造り、豪華な衣装を着たりして、頑張って押し出してきたのです。
それは人々が殺し合いを避ける為の知恵でもありました。
水戸黄門が印籠をかざすと、即座に斬り合いが止んで皆がひれ伏すのは、究極の押し出しとも言えるでしょう。
押し出しの産物は宗教世界にもあって、奈良の大仏様がまさにそうですよね。
あのド迫力は布教の為の押し出し以外、何物でもありません。
他の宗教でも、総本部の建物はゴージャスそのものです。入信させるなら当然、プレハブ小屋では無理ですからね。
かのキリストも、奇跡という超人的な押し出しを利用しながら後世に渡ってこれだけの信者を獲得してるわけです。
さて、押し出しがいかに重要かおわかり頂けたと思いますが、
私達庶民でも実践できる方法について考えてみましょう。
まず、「押し出しといて優しい」これを基本スタンスにしましょう。
押し出して威張っちゃうと逆に嫌われます。俗に「成金」と言われちゃう人が、それですね。
金持ちに見せておきながら、涼やかに優しいジェントルマンを演じる。
たとえ貴方が安アパートに住んでカップラーメン食ってようが、人前では身なりをビシッと決めて、財布や時計などは中古のブランド物で固める。
それだけでも随分違うでしょう。
そして、肝心なのは、あなたに押し出す気があるかどうかです。
グンと前に出る気持ちはあるのか？
出る杭は打たれますけど、出過ぎた杭は打たれませんからね。
しかし、日本人は小さい頃から「謙虚になれ」とか、「しゃしゃり出るな！」とか、
さんざ仕込まれてるから、なかなか押し出す気持ちが湧いてこない。
だから、外人さんに道聞かれただけで怯んじゃう。
それって、押し出されてますよね。
英語が解らなくても臆する理由なんて無いし、身振り手振りだけで伝えて、最後は笑って自分から握手するくらいが、押し出すってことです。
実をいうと、みんな押し出してる人が大好きなはずなんです。
上手く押し出してる人というのは、
お金持ちに見えて品格があり、
自信と余裕に満ち溢れ、
風格がありながら物腰は柔らかく、
明るくて優しい雰囲気に包まれている。
どうですか？こんな人好きでしょう？憧れますよね。
そして、これらの条件は生まれ育ちとか今の境遇に関係なく、やる気だけで演じられます。
そこを目指して、私と共に一歩一歩、頑張っていこうではありませんか！
なんか選挙演説みたくなりましたが、なるほど、政治家も最も押し出すべき職業の一つですね・・
今回も最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました。
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