私が住むここ沖縄の日常では、ユニークな沖縄方言(沖縄弁)がたくさん飛び交っています。
可愛い言葉や面白い言葉など色々ありますが、今回は代表的な沖縄方言の素敵な言葉を紹介したいと思います。
言った人も、言われた人も幸せになれるような素敵な言葉ばかりなので、あなたの大好きな人ともシェアしてみて下さいね。
それではどうぞ~!
漢字を当てると「命どぅ宝」。文字どおり「命こそ宝」という意味の諺です。
「定期検診は必ず受けてね、ぬちどぅたからだよ」という感じで使います。
これはもう、沖縄県の公式スローガンと言ってもいいくらい、特に公報関係でよく使われます。
戦争の悲惨さを目の当たりにしたウチナーンチュ(沖縄県民)が言うからこそ、胸に刺さる言葉ですよね。
「一度会ったら兄弟」という意味の諺です。
「いちゃりばちょーでーですから、これからもできる限り協力しますよ」という感じで使います。
シャイだけど凄くフレンドリーな沖縄県民らしい、素敵な言葉ですよね。
「なんとかなるさ」という意味です。
「心配してもしょうがない、やるだけやったんだから、なんくるないさ」という感じで、自分や人を励ますように使います。
ただ、「ちょっとくらい怠けても大丈夫、なんくるないさ」と開き直りの使い方もできるので、諸刃の剣と言える言葉ですね。
漢字を当てると「結まーる」。支え合いや助け合いの和(輪)、連鎖みたいな意味です。
「困った時はお互い様だよ、ゆいまーるだからね」という感じで使います。
ちなみに「ゆいまーる精神」という言葉もよく使われます。
小さな島だからこそ、人々の繋がりは大切だと教えてくれる素敵な言葉ですね。
NHK朝ドラのタイトルにもなったこの言葉は、ちむ(肝)がドンドンと高鳴る、つまり胸がドキドキする様子のことです。
「私の出番が近付いて来た、ヤバイ!ちむどんどんする」という感じで使います。
関連して「ちむわさわさー」という言葉がありますが、これはワサワサと胸が騒ぐ様子を表します。
「エイサーの太鼓が遠くから聞こえるだけで、ちむわさわさーしない?」みたい感じで使います。
いずれも可愛らしさを感じさせる素敵な言葉ですよね。
漢字を当てると「美ら」。美しいという意味です。
これに「かーぎ(顔)」を付ければ「ちゅらかーぎ(美人)」という女性への誉め言葉になります。
近頃は「美ら島」とか「美ら海」という言葉も定着していますが、失われつつある沖縄の自然を守りたい県民の願いが感じ取れますね。
ズバリ「愛してる」という意味です。
「おまえのこと、いつまでもかなさんどー」という感じで使います。
残念ながら日常的にあまり使われてないと思われます(多分)。
ちなみに「好き」は方言で「まし」と言います。
例えば「私、宏のこと好きだよ」は「私、宏のことまししてる」となります。
どちらかというと、こっちの方が日常的かも知れませんね。
わぁ~、胸がキュンキュンします!
太陽のことです。
沖縄の太陽光は日本一の強さなので、この言葉も何か特別な力を感じさせます。
ちなみに、カンカン照りのことを「てぃーだかんかん」、天気雨のことを「てぃーだぶい」と言います。
「ありがとうございます」という意味です。
感謝を伝える言葉ですから、どんなシーンでも使いたいものですね。
ちなみに語尾の「でーびる」は「~でございます」ということなので、何かにつけて丁寧語にできる便利な言葉でもありますよ。
「めでたい」とか「縁起が良い」という意味です。
縁起を担ぐということで「かりーつける」、「かりーつけよう!」という感じで使うことが多いです。
また、酒の席で「カンパーイ!」の代わりに「かりー!」と音頭をとることもよくあります。
リスペクトを込めた相手の呼び方です。
「うんじゅは相当苦労してここまで会社を大きくされたんですねぇ」という感じで使います。
特に年配の方に使うと喜ばれます。
一瞬で相手に敬意が伝わるミラクルワードだと言えるでしょう。
「頑張れよー!」という意味です。
この言葉もウチナーンチュは大好きですね。
甲子園出場校の応援広告等には、例外なくこの言葉が使われます。
「一緒に」とか「共に」という意味です。
「また、まじゅんぬまやー(また一緒に飲もうぜ)」という感じで使います。
相手と打ち解けてはじめて使える素敵な言葉です。
友達のことです。
一番の親友のことを「いちどぅし」、悪友のことを「やなどぅし」、親しみを込めた「どぅしぐゎー」など色んなバリエーションがあります。
いずれにせよ、「仲良きことは美しきかな」ですね。
以上ですが、いかがでした?
これで少しでも沖縄方言の魅力が伝わったなら嬉しい限りです。
今回も最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました。