【漫画バガボンド】宮本武蔵と佐々木小次郎の最後を予想しようじゃないか

「バガボンド」

ご存じのとおり「スラムダンク」の井上雄彦氏が描く宮本武蔵の漫画ですが、いや~、素晴らしい作品ですね!

単に娯楽としても面白いですし、私にとっては心の羅針盤をチューニングしてくれる大変有り難い存在でもあるのです。

かれこれ20年近くも前でしょうか、とある喫茶店で私はこの漫画と出会いました。

注文を待っている間、何気にモーニングを流し読みしていたんです。

そして、バガボンドの劇中、沢庵が武蔵に棒切れを持たせ、今まさに立ち合おうとするシーンで私の目は止まりました。

「ウム・・相手はあの宮本武蔵。対するこの坊主も只者ではない様子・・・一体どんな決着が!?」

固唾を飲んで次のページをめくった瞬間でした。

パッカーン!

・・・坊主が動けない武蔵の頭を叩いて高笑い!はい、終了~

武蔵同様、虚を突かれて唖然とした私に、バガボンドは強烈なインパクトを喰らわしたのです。

それから私はソッコー単行本を買い揃え、まるで恋人からの手紙を待つかのように、モーニングがコンビニに並ぶのを心待ちにする日々を過ごしました。

残念ながら休載になってから今日まで、かなりの年月が経ってしまったので半ば復活を諦めている自分がいます・・

が、しかしっ!宮本武蔵と佐々木小次郎という両横綱が一体どんな決着をつけるのか、どうしても観たい!

これまでの流れからして、巌流島に遅れて来た武蔵に、イラついた小次郎が敗北する、なんて結末には決してならないでしょう。

今まで散々人を斬り、苦悩してきた人間武蔵と、理の世界に産まれ落ちた宇宙人小次郎。

互いに無いものを持つ故惹かれ合った破格の兵法者同士が剣を交えた結果、相手の身体が己の身体となり、二人が一人になる・・

相手と自分の境目すらなくなった境地で、ついに真理に到達したことを確信する武蔵。

全てを察し剣を放り投げる小次郎・・

両者はこの勝負をなかったことにしたが、世間は武蔵が勝ったと大騒ぎ。

それを他所に武蔵は言葉を持たない小次郎に代わり、これまでの集大成を後世に残す業の為、おつうを連れて人里を離れるのであった・・

みたいなっ!あくまで私の妄想ですけどね。

いずれにせよ、ここまで武蔵と小次郎の壮絶な半生を見せつけられたら当然、誰が勝つかなんてレベルの結末じゃなかろうと思うのです。

う~ん・・これはもう、連載が復活するのを辛抱強く待つしかないですね。

それにしても、この物語のテーマでもある「本当の強さ」の探究は、武蔵にとってあまりにも過酷でしたね。特に吉岡衆70人斬り以降は。

胤栄や石舟斎と出会って、その答えを解りかけたが、それだけでは相手を倒せないジレンマに苦しんだり・・

人を斬ることにおいては最強の一刀斎に遭遇したことで、武蔵はますます錯乱してしまう。

その答えの難解さは同時に、武道の奥深さや神秘性を私達に感じさせてくれもします。

「合気道で一番強い技は、自分を殺しに来た相手と友達になることだよ」

私が強さの意味を考える時、この塩田剛三の言葉が過るのですが、それは石舟斎の無刀精神に通じるようにも思えます。

しかしそれでは、相手を制したいという男の本能が満足しない。だから武蔵はあんなに苦しんだのでしょう。

人間だけが持つ高尚な精神と、生き物が持つ本能との狭間での葛藤・・

二つとも天から与えられたものならば、越えるべき修行だったのかも知れません。

「弱さを経ていない強さはない」という、光悦殿の言葉にもリンクしてそうですね。

休載する直前の稲作編では、作者が相当大掛かりに武道に通じる精神性や哲学を伝えようとしてるのが感じられて圧倒されました。

さて、少し物語から離れまして・・

このバガボンドの作者、井上雄彦氏の凄さを私なりに少し語らせて下さい。

前に「スラムダンク」を語った時と若干ダブるかも知れませんが・・

まず一番に挙げるとすればコレです。

「アングルとコマの使い方、画力が半端ない」

これでしょうな。

また、それに乗せてカッコ良いセリフを言わせるんですよ、この作者は。

スラムダンクでもその力量は並みではありませんでしたが、ここでは更に進化してますね。

特に私が印象に残っているシーンは、

武蔵との最初の対決でマジになった胤舜が「殺す。よもや恨むまい」と言った時のシーン。

この、全コマ使った空間の処理は見事でしたね。

厳かな寺の佇まいを背景にした引き気味の胤舜の立ち姿は、何か不吉な事が起こる前の静寂さや緊張感が伝わってきましたよ。

あと、胤舜との2度目の決戦の時に、武蔵が殺気を消した瞬間の表情とかもスゲーなと思いました。

また、一刀斎がヘタレな吉岡伝七郎に向かって、

「ところでおい、いいのか?先刻から儂の間合いに入っている訳だが・・」

ウォーーッ!!カッコイイーーッ!!

そしてそして、もう一つ特筆したい魅力。それは・・

「キャラの立て方が半端ない」

物語では、主人公の武蔵を喰ってしまうほどのキャラがワラワラ出てきます。

小次郎なんてなんですか、あの存在感は?

一切セリフがなくてメインを張れるキャラを私はノッポさんとゴリラーマンくらいしか知らないですよ。

伊藤一刀斎も大好きです。命知らずに剣で遊ぶなんざ豪傑この上ないですね。

確かにこの人は石舟斎と斬り合っても勝ちますよ。

あと、渋キャラでは植田良平ですね。確かな実力と頑なに義を立てる男っぷり。

凛々しいチョンマゲに煙管を吹かすところも粋でカッコいいっす。

しかし、これだけ沢山の魅力的な剣士がいたら、武蔵 vs 小次郎の他にも色々な対戦を観てみたくなりますよね。

いっそのことバガボンド出演者総出で天下一武道会みたいなトーナメントをやってくれたら面白いと思いませんか?番外編でもいいんで。

武蔵は案外、準々決勝あたりであっさり負けそうです。

手堅くベスト4に残るのは一刀斎、小次郎、兵庫助、胤舜あたりでしょうか?

清十郎はどうですかねぇ?上等な酒か女が副賞なら、いいとこまで行くかも知れません。

伏兵で出淵孫兵衛あたりが勝ち登るかも・・おおっとぉ、沢庵殿も侮れないですな!

まぁでも、優勝は一刀斎で決まりでしょう。番狂わせを起こすとしたら小次郎か?

わぁ~妄想が溢れて止まらないので、ここらへんで締めましょう。

さぁて、好き放題語りましたが、バガボンドを知らなかったという貴方、気を付けて下さい。

読むと人生が変わるかも知れませんので・・

な~んちって!

今回も最後までお付き合い頂き、大変ありがとうございました。
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