この地球の至宝であったマイケル・ジャクソンがこの世を去って早14年・・・
今こそ彼の偉大さを語らねばならぬと、この記事を書きました。
前にもマイケルの「腰振り」をテーマに書きましたが、
今回は彼のダンスそのものについて語ります。
言っておきますが、
私はマイケルの デンジャラスツアーとヒストリーツアーにマイケルの仮装をして観に行った ほど、
彼への思い入れは半端ありません。
こんな感じで↓
また、ダンスコピーの練習をしたものの、
上達するほどにマイケルの凄さと自分の愚かさに気付いて辞めた経験もあります。
そんな私なのでマイケル・ジャクソンのダンスが一体どんだけなのかを今回は是非、
みなさんに解って頂きたいのです。
一応、前振りで申し上げたいのは、湯川れい子さんも言ってましたが、
現在そして過去においても、あれだけ歌って踊れる人がいたでしょうか?
ナッシングです!
歌って良し、踊って良し、曲書いて良し、なんて、まったくもって信じられません。
もっとも彼の場合、良しなんてレベルじゃないんですけどね。
そしてマイケルは、動かずして踊れる、唯一無二のダンサーです。
どういうことかと言うと・・・
マイケルより超人的な動きが出来るダンサーは山ほどいます。
だけど、マイケルには太刀打ちできない。何故か?
マイケルの表現力が尋常じゃない、ということもありますが、
それよりもっと大きな理由、それは・・・
観る者の中で、存在感が圧倒的に違うということです。
マイケルは小さい頃からショー・ビジネスの最前線で活躍し、
誰も見たことがないパフォーマンスで何度も私達を驚かせてくれました。
その輝かしいメモリーが、私を含め全世界の人々の頭の中で、
いつまでも鮮明に再生され続けているのです。
それを証明していたのが、デンジャラス・ツアーでのマイケルの登場シーンでした。
突如ステージに現れたマイケルは突っ立ったまま動きません。
しかし、観衆の狂ったほどの大歓声は、曲が始まるまでの数分間、
一向に鳴り止みませんでした。
その時、観衆の頭の中では、反射的にフラッシュバックした、
あのビデオの、あのマイケルが、目の前の人物と怒涛にシンクロしたんです。
先ほど私が、「マイケルは動かずして踊れる」と言ったのはそういうことです。
それと、例えば「ブラック・オア・ホワイト」のダンスソロで時折見せた、
あのキメポーズの美しさ。
こういうのも、動かずとも観る者の心を射抜く神業です。誰にも真似できません。
つまり、マイケルが動こうが、静止していようが、彼の一挙一動すべてがアートになるんです。
大袈裟でなく、マイケルは指一本までがダンスをします。信じられますか?
だから、指の動きを強調する為にテーピングを巻いてたんでしょうね。
たまに、今をときめく世界トップアーティストのダンスパフォーマンスを観る機会がありますが、その時の私の感想は、
「こいつらメッチャ練習してんだろうなぁ・・・」
対して、マイケルの某パフォーマンスを初めて観た時の私の感想は、
「・・えっ?なにコレ?CG?」
これくらいインパクトに差があるんです。
それはまさにマジック!
本当にマイケルのパフォーマンスは驚きの連続なんです。
さぁ、長々と語りましたが、「百聞は一見に如かず」ということで、
今から、私の中で最も感動した、マイケルのベストパフォーマンス動画を3つ紹介したいと思います。
シッカリとみなさんの目に焼き付けて下さいね。
【第3位】1995MTVビデオミュージックアワード
最初観た時、「ビリー・ジーン」のダンスソロはCGじゃないかと目を疑いました。
「デンジャラス」も、まるでアニメでも観てるような圧巻のパフォーマンスです。
【第2位】30thアニバーサリーコンサートの「ビリー・ジーン」
この曲のパフォーマンスは、マイケルが初めてムーン・ウォークを披露したことで有名ですが、この時のはまさに最終進化形だと言えます。
曲前の演出もニクいですが、本編のダンス、特に最後のダンスソロは鳥肌ものですよ。
【第1位】「スムース・クリミナル」ショート・フィルム
定番ですが、やはりこれがベストです。
曲調、演出、ダンス、ファッションに至るまで、これぞマイケル!という感じで最高です。
細かい点まで言うとキリないですが、例の体が斜めに傾いた直後のダンスは、ほんと、アメージングですよ。
「何でこんなダンスができるの?」と言うよりは、「何でこんなダンスをしようと思ったの?」と聞きたくなるほど、常軌を逸した表現力ですよね。
いかがでしたでしょうか?
マイケルのことは「スリラー」で止まっている方も、これらのパフォーマンスを是非観て頂きたい。
もちろん他にも素晴らしいパフォーマンスは沢山あります。
映画「This is it」から入るのも良いでしょうね。
最後に余談をさせて下さい・・・
私はマイケルの写真集をいくつか持ってるのですが、
その中に印象的な写真が一点あります。
それはおそらく、アフリカの草原のような場所で、
人々がフェンス越しにマイケルに群がっている写真です。
見た限り、電気も通ってるか分からないような発展途上国の人達が、
マイケルに触れようとフェンス越しに必死に手を伸ばしてるんです。
私生活では様々な問題に悩まされ、メディアから常に攻撃されたスーパースターでしたが、
私からすれば、彼の宇宙レベルのパフォーマンスの前では、そんなことは些末なことであり、
あの写真のように、
これほど地球上の人々に愛されたという事実が、誰にも歪めることはできないマイケル最大の功績ではないでしょうか?
心から敬意を払いたいものです。
今回も最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました。
・This is it
・映画「ムーンウォーカー」
・マイケル・ジャクソン:アンマクスト
・マイケル・ジャクソン:ストーリー&ソングス
・マイケル・ジャクソン:ロックスター伝説
・マイケル・ジャクソン:最期の一日
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