人生ってなかなか思い通りにいかないものですよね。
そんな固定観念を打破する斎藤一人さんの名言がコチラ、ババン!
何事も計算どうりにはいかないって言うけど、
それは計算が間違ってるの。
正しく計算すれば人間は月にだって行けるんだよ。
ん~、今回も気持ち良くズバリ言い切りましたぁ。
人は自分の成長に喜びを感じる生き物なので、仕事や家庭、趣味においても、夢や目標を持ち、計画を立てて実行しようとしますよね。
だけど、実現できる人と無理な人がいる。ナゼでしょう?
一人さんが子供の頃、ベンツに乗ってるのはヤクザの人達くらいだったそうですが、
「何でああいう人達だけが高級外車に乗れるんだろう?」と不思議に思ったそうです。
そして後から分かったことが、
あの人達はちゃんと企てている。
つまりキチンと計算しているということですな。
でも、この「企てる」という言葉、なんか感じ悪いですよね。企業という言葉に使われてるにも関わらず。
それは多分、悪い奴ほど企てるのが上手いイメージがあるからでしょうね。
「犯罪者はなんて頭が良いんだろう。巧妙に人を騙したり法の目をくぐり抜けるし。その頭を社会貢献に向けた方がよっぽど儲かるんじゃないか?」
と思ったことある人も多いのでは。
じゃあ、どうして悪い奴や犯罪者は企てるのが上手いかというと、
本気度が違うからです。
だって、捕まると刑務所行きですからね。人生も棒に振るし、下手すると命にも関わる。そりゃあ真剣になりますよね。
ではなぜ、高いリスクがあるのに企てるのか?
欲望への執着が半端ないからです。
欲しくて欲しくてたまらない、やりたくてやりたくてたまらない。
だから高いリスクでも真剣に知恵を絞って企てる。
やってることの良い悪いを除けば、そこが普通の善人と異常な悪人の差だと思うのです。
しかし、一人さんはこう言います。
善人ほど企てなきゃダメなんだよ。
本当そうですね。私たち普通の善人こそが、「自分も周りもハッピーにしたい」という一番根っこの欲望に執着して企てれば、世の中は断然良くなりますよね。
しかし、普通の善人ほど、ニコッと笑って人に譲るだけで満足しちゃっている。
それはそれで良いことですけど、そこからの、もっともっとが足りない。
面白い一人さんの例え話ですが、懐石料理ってありますよね。これも年月をかけて上手く企てられた品なんだそうです。
骨董品のような器に少量の料理を盛り付けて、「これは~で採れた希少な食材でして・・」とか言いながら、お客から何万円と頂いちゃう。
だけど、食材はわざわざ産地行って採ってきた訳でもなく、豪華な器はお客に差し上げる訳でもない。
つまり、お店は料理だけでなく、上手く企てられた「演出」でお客を喜ばせてるからこそ、高いお代を頂けるんです。
商売に限らず、自分の欲望に執着して真剣に企てれば楽しいもんです。
「次はどんな仕掛けで釣ってやろう?」とか、「あの敵を攻略するにはどうしたらいいだろう?」とか、そういうことを真剣に考えてる時ってワクワクしますよね。
でも、それを感じてるのは大概、趣味とか遊んでる時です。
一人さんも言ってますが、遊んでる時ほど人は真剣になれるもんです。
それを仕事とか人生そのものに適応すれば、もっと真剣に企てることができるはずです。
人生にラッキーはない。あるのは戦略だけだ。
これは、400戦無敗の伝説の格闘家ヒクソン・グレイシーの言葉です。
彼は現役時代、試合前に対戦相手のビデオは一切観なかったそうです。
理由は、頭に描いた相手のイメージに囚われると、本番で想定外の展開になった時に反応できなくなるから。
おそらく彼は、対戦時の一瞬一瞬で最適な戦略を選択、つまり相手がこうきたら自分はこうするという無数のパターンが完璧に出来上がっている。まるで将棋の名人のように。
もしかしたら相手の何手先をも読んで闘っていたのかも知れませんね。
話は少し脱線しましたが、この格闘技の達人ヒクソンと、人生の達人一人さんから私が学んだことは、
自分にとって最高な目標に向かって、どれだけ最適な戦略を、最大どこまで実行できるか?
人生における勝ち負けは、これに尽きるということです。
ここで、一番頭の「自分にとって最高な目標」が定まらないと後がついてきませんよね。
それは人それぞれで違ってくるし、他人と比べるものでも、誰かから強制されるものでもありません。
また、目先の快楽とか、自分に嘘をついた建前の目標とかもダメです。
素の自分が心から欲望する、心から幸せを実感できるような目標を定めるべきなんです。
そうすれば、おのずと行動を起こす情熱が生まれ、最適な戦略を練る知恵も出てきます。
生活の中で起こる出来事が目標にリンクされていくのを実感できます。
毎日が楽しくなって、時が経つことさえ嬉しく感じだします。
もう、ヤル気が出ないとやらない、なんてレベルじゃない。
誰かがやるなと言っても、どうにも止まらない、やりたくてやりたくてたまらない状態ですね。
ここまできたら誰もあなたには敵わないでしょう。
急には難しいかも知れませんが、焦らず真剣に企ててみて下さい。
偽りではない本物の目標を見つける為、最適な戦略を練る知恵をつける為、継続させる情熱をもつ為に、人は一生勉強するのでしょうね。
ハイ、以上です。
今回も最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました。