いやぁ、ついに、この人を語る日がやって来ました。心から感謝申し上げます。
薬師丸ひろ子さん。お美しいですねぇ・・・
彼女は30年以上昔から私にとってのマドンナなのですが、ただ私の場合は女優ではなく、
歌手としての薬師丸ひろ子さんが大好きなんです。
なので映画はあまり観たことはないのですが、アルバムは聴きまくりました。
この人の歌声は本当に素晴らしいですね。私は世界一のボーカリストだと本気で思ってます。
この人のように女優でブレイクした後、歌手としても活躍した方は他にいますかね?逆は結構いると思いますけど。
活躍といっても彼女の場合はスケールが違います。
今まで提供された楽曲に関わった顔触れをまずは御覧ください。
作曲陣では、
松任谷由実、中島みゆき、竹内まりや、南佳孝、大瀧詠一、来生たかお、筒美京平、井上陽水、宇崎竜童、玉置浩二、坂本龍一、細野晴臣、飛鳥涼、根本要、EPO、平松愛理、大江千里、KAN、矢野顕子 ect・・
作詞陣では、
阿久悠、松本隆、阿木燿子、来生えつこ、湯川れい子 ect ・・
編曲陣では、
松任谷正隆、久石譲 ect・・
凄すぎて笑っちゃいますよね。
何ですか、このオールジャパン・メンバーは?
女優が本業の人に、これほど名のあるミュージシャンが携わるというのは他でもない、
やはりボーカリスト、薬師丸ひろ子さんの魅力なんですよ。
私の勝手な想像ですが、中島みゆきさんや竹内まりやさんなんかは特に、彼女の歌声に対して強い憧れを持ってるのではないでしょうか?
そんな匂いを楽曲から感じてしまうんです。
自作の曲を自分で歌うのも良いけど、より美しい音色の楽器で奏でたい願望はクリエイターとして当然の欲求ですからね。
また薬師丸ひろ子さんは、女性としてとても優しくて可愛いらしい声をしてるので、そういう曲にはすごくハマるんです。
名女優だから成せる技でもありましょう、歌の中の主人公の可愛いさといったらソッコー恋に落ちちゃうくらいですよ。そこらへんのアイドルなんか目じゃないです。
余談ですが、私が高校一年の時、「薬師丸ひろ子×玉置浩二結婚」の電撃ニュースにショックを受け、数日間は真っ直ぐ歩けませんでした。それくらい好きでしたよ。
最近から久し振りに歌手活動も再開したので本当に嬉しい限りです。テレビにもどんどん出て欲しいですね。
NHKドラマ「あまちゃん」に出演した時、「女優が歌った!?」みたいな驚きが少し世間にありましたけど、
・・昔から歌ってるっちゅうにっ!
まぁでも、長い間歌手活動を休んでたから、若い人が知らないのも仕方ないですかねぇ・・
さて、ここらへんで・・私が選んだ薬師丸ひろ子ベストソングのコーナー~!パチパチパチパチ・・
早速、行ってみましょう!
「ジャンヌ・ダルクになれそう」
出たーーっ!この曲の薬師丸ひろ子さんの可愛いさはマジでヤバいですよ!
勝ち気な女の子が気弱な男の子を守る、という設定も良いし、その主人公に見事にハマった若さ弾ける少しハスキーな歌声が萌えます。
特に「放っておけない」の「い」や、「わたし」の「し」の発音がっ!
あ、私のテンションもヤバくなってきたので次へ行きましょう。
「探偵物語」
これはもう説明無用ですけど言いますね。
この作品は丸々文学作品です。恋に落ちた女性のトキメキと切なさ、怖さと覚悟・・
いろんな感情が背景のさざ波のように揺れる叙情は見事!
作曲の大瀧詠一と作詞の松本隆にはスタンディング・オベーションです。
「すこしだけやさしく」
はぁ~・・この曲は優しい。薬師丸ひろ子さんの歌声は優しい・・・
すこしだけなんてもんじゃないです。心から癒されますね。
特に「陽気な声ふりまいて」の「て」の余韻は溜め息出るくらいヤバいです。
TV番組「わくわく動物ランド」のエンディング・テーマでもありました。
「スマッシュ・ボーイの微笑み」
この曲は爽やかですよ~。
若き男女の健全なデートシーンに聴く者は付き合わされる訳ですが、全然イヤじゃない。むしろニヤけちゃいます。
薬師丸ひろ子さんのクリスタルボイスと、作詞の阿久悠のコラボが成せる業でしょうね。拍手っ!
「紫の花火」
この曲は薬師丸ひろ子さん本人の作曲と知って、大変驚きました。こんな才能もあったとは・・
大人の恋の終わり方を爽やかに見せた情景が大変美しいですね。
「哀しみの種」
恋愛物なのに独特なカッコいい世界観があって凄い曲だなぁと思いつつ作者を見たら、
作曲が井上陽水、作詞が松本隆、編曲が松任谷正隆でした。
・・・もう、何も言うことはありませんよ。
薬師丸ひろ子さんの、いつもとは違う一面が聴ける名曲です。
「空港日誌」
主人公のネガティブ心情と、空港の冷めた風景がクロスする中島みゆきの見事な作品です。
「安い女と笑えばいいわ」なんて、得意の中島節も放り込んでますよ。
「未完成」
まるで学園ドラマのような曲です。
恋に倒れた主人公があまりにも切なすぎて、思わず抱き締めたくなります。
「引き留められて泣かれたいですか?」など、ここでも中島節が・・
彼女が創る曲は大概、悲劇のヒロインなんですよね・・それはそれで良いんですけども。
「時代」
言わずと知れた、中島みゆきの名曲のカバーです。
正統に素晴らしい曲を正統に美しい声で歌われると、こんなにも人を感動させるんだと教えてくれる、お手本のような曲です。
「ANTIQUE CLOCK」
薬師丸ひろこ子さんの数ある曲の中で、私はこの曲の主人公に一番心を惹かれます。
別れた男に未練を残す女性が想い出の場所を辿る物語ですが、
「そんな男のことなんて忘れろよ!」って、壁ドンしながら言いたくなります。
「あなたはどなた?」と言われるオチでしょうけど・・
この物語の世界に棲んでみたいと思っちゃうほどの名曲です。
「紳士同盟」
この曲はもう宇崎竜童&阿木燿子マジックですね。
トリッキー&キャッチーな曲を創らせたら、この人達の右に出る者はいないでしょう。
恋する主人公の粋なセリフがとても愛らしい!
「あなたを・もっと・知りたくて」
これはですねぇ、曲自体も勿論良いんですけど、やっぱり一番は、Bメロいく前のこのセリフでしょうね。
「もしもし私・・誰だかわかる?」
かーーっ!私も言われてみたいっ!
固定電話同士のトキメキ感ってのは、現代ではちょっと再現不可能ですよねぇ。淋しい限りですなぁ~
さあ、みなさん、ざっと挙げてみましたがいかがでしたか?
「歌は心」と言われますが、薬師丸ひろ子さんの心そのものに素敵な魅力が溢れているからこそ、彼女の歌は私達をこんなにも魅了するのでしょうね。
私は秘かに、薬師丸ひろ子さんをプロデュースすることを人生の最終目標としてますが、ハードルは高いなぁ・・
今回は全国の薬師丸ひろ子ファンの方と少しでも共感できる内容であったなら、本当に幸いに思います。
最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました。