夏の海には絶対サザンオールスターズ!間違いない

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サザンオールスターズ・・

この国民的バンドが嫌いな人が、はたしているのでしょうか?

あっ?スイマセン、私の友達に一人いましたね・・

そいつは、サザンの歌詞のフザケた感が嫌いみたいです。

何も解ってない野郎ですね・・まぁ、いいでしょう。

本題に入ります。

桑田佳祐率いるサザンオールスターズは、日本の夏を何倍も味わい深くしたという、多大な功績があります。

もちろん彼等の音楽は、年中どんなシーンで聴いても最高ですが、やっぱり夏に聴くのが一番です。

ちなみに私が思う、サザンを最高に楽しむシチュエーションは・・

8月の沖縄、渡嘉敷島の浜辺に、気の合う男女7人でキャンプを張り、

一通り飲み食いした後、ほろ酔い気分で砂浜に皆で寝転び、

まさに、満天のサザンオールスターズを眺めながら、流れ星を数える。

思い出話にも笑い疲れた頃、隣にいる可愛い女子から、

「高校の時〇〇君のこと、ずっと好きだったんだよ・・」

そう告白された瞬間、少し離れたラジカセから「いとしのエリー」のイントロが流れ出す・・

くぅ~っ!コレです、コレッ!「YaYa」のイントロでも良いですね。

えっ?所帯持ちの中年オッサンに、それは叶わないと?

ですよね~、それじゃあファミリーバーベキューでサザンを楽しみましょうか。

それでも十分ハッピーですよ。

さて、サザン音楽のスゴさについて、私がまず思うことは、

桑田佳祐の曲づくりに於ける、圧倒的なレンジの広さです。

この天才は歌謡曲と洋楽の美味しさを十分知り尽くしてますから、

それぞれのテイストを活かした曲、さらにはブレンドしたような曲も意図的に作っちゃう。

だから「チャコの海岸物語」を聴いて、サザン最高ー!という人もいれば、

「フリフリ’65」を聴いて、凄いロックだ!と言う人もいる。

また、桑田佳祐は吉田拓郎をリスペクトしてるのは有名な話ですが、逆もそうなんですよ。

「勝手にシンドバッド」でサザンが世に出た時、吉田拓郎が、

「桑田は俺のライバルだよ。あのスピード感は良いね。

大概の人はルーツがわかるんだけど、彼の場合はわからないな」

と、あるインタビューで語ってました。

まだ、サザンがポッと出の新人の頃ですよ。

その新人を大御所がライバルと認めた、鳥肌もののエピソードです。

あのクセが強い桑田節と、何語かわからないような歌詞で、大衆に受け入れられたのもスゴいですよね。

昔タモリが「サザンの歌詞は意味が無いから良い」と話したそうですが、どっこい、

意味無さげに見えて実は意味深というのが、桑田佳祐の真骨頂でもあるのです。

また彼は、英語のように聞こえる日本語で歌ったシンガーのハシリじゃないですか?

桑田は「たかが歌詞じゃねぇか、こんなもん」という本も出したくらいですから、

歌詞の意味とかメッセージには、あまり思い入れがないのかな?

と思わせるんですが、それにしては言葉遊びのセンスがヤバい。

確かに文脈がハチャメチャなのは沢山ありますよ。しかし、それも計算の上で、

「どうぞ取りたいように取って楽しんでちょうだい」

と言ってるようで粋なんです。

時々エロい言葉を散りばめるのもスパイスが効いてて良いですよね。上手に隠したりしてますけども。

また、あの桑田節は照れ隠しなのかな?と私は思ってたのですが、本人曰く、

「歌唱力では他の奴らに勝てないから、インパクトをつける為に敢えて・・」

なんだそうです。フィーリングに任せてる部分もあるでしょうね。

さぁ!理屈抜きに楽しめるサザンの音楽について、さんざ理屈を並べてしまいましたが、

最後に私が独断で選んだサザンのベストソングを紹介して締め括りたいと思います。

いってみましょー!




「ひょうたんからこま」

この曲がベースの関口和之の作品だったとは、私は大変驚きました。

歌詞は意味不明ですが曲調はたまらなく好きです。

コーラスがウイングスをパロってる気がしてるのは私だけではないでしょう。

「我らパープー仲間」

色々なグルーヴがてんこ盛りのスゴい曲です。

最後のスキャットの掛け合いも、かなりイッちゃってますので必聴ですよ。

「夏をあきらめて」

この曲はヒジョーに粋ですね。

恋人とビーチに遊びに来たけど、雨が降っちゃって残念・・

というだけの物語をここまで情緒的に聴かせてますから。

「Oh!クラウディア」

ウットリするような美しい曲です。

ポール・マッカートニーばりに壮大なクライマックスをカマすあたり、

桑田のただならぬ才能を感じさせます。

「YaYa(あの時代を忘れない)」

思い出はこんなにも美しいものなんだと気付かせてくれる、ただひたすら良い曲です。

ギターソロもカッコ良いですね。

「EMANON」

これほどスタイリッシュな曲をサラリと歌い上げるのも桑田の得意技です。

いやぁ~シブイ!カッコ良い!

「ミス・ブランニュー・デイ」

この爽快感のスケールはまさにサザン!

イントロで音を重ねていく様もカッコ良過ぎでしょう。

「海」

タイトルどうり、これほど黄昏時の海の風景が目に浮かぶ曲が他にあるでしょうか?

間違いなく夏の海で聴きたい曲No. 1ですね。

「Bye Bye My Love」

この切なさ溢れる颯爽感と世界観は、間違いなくサザンしか出せません。

「ナチカサヌ恋歌」

まだ沖縄音楽が世間に認知されてない1990年当時に、この作品の発表は衝撃です。

にもかかわらずこのクオリティは・・

サビのメロディに原由子のボーカルは何度聴いても泣かせます。

以上、私が厳選したベストソングでしたが、

みなさんにも、みなさんなりのベストソングがきっとあることでしょう。

いつの時代も聴く者の人生そのものを味わい深く、そして鮮やかに彩る。

サザンオールスターズとはそんなバンドなんだと、つくづく思いました。

デッカクまとまったところで、今回は終了です!

最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました。

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