「自分は一体何がやりたいんだろう?」
常日頃そう嘆いている貴方へ届けたい、今回の黄金言葉はコチラ、ババンッ!
「何になりたいかではなく、何者になりたいかを考えよう」
これは知る人ぞ知るアメリカの超一流マーケター、リッチ・シェフレンの言葉です。
「何になりたいか?」と「何者になりたいか?」
たった一字入っただけで、全く意味が変わることにお気付きでしょうか?
「何になりたいか?」は、単に貴方の願望を聞いていて、
「何者になりたいか?」は、貴方が周りの人にとって、どんな存在でありたいかを聞いています。
言うまでもなく、社会は人の繋がりで成り立ってますから、周りから求められる人ほど出世もするし、成功もしますよね。
周りから見て、自分がどういう存在なら周りが嬉び、自分もハッピーになれるのか?
その答えが解れば勝利へのゴールが見えてきます。
妻から見た自分、子供から見た自分、親から見た自分、恋人から見た自分、上司から見た自分、後輩から見た自分、客から見た自分、先生から見た自分、地域から見た自分、世間から見た自分、神様から見た自分・・
沢山の関わりの中で自分はどんな存在ならベストなのか?
つまり、「何者」ならベストなのか?を真剣に考えてみましょう。
もちろん、通すべきフィルターは「いかに自分が楽しくて、幸せになれるか?」です。
前に武田鉄矢さんがラジオで言ってましたが、
あのイチローが「ボールの気持ちが解ればヒットは打てる」という不可解な発言をしたことがあったそうです。
普通冗談かと思っちゃいますが、イチローは大真面目に言ったそうです。
確かに、本当に自分がボールの目線になって、気持ちまで解かったらヒット打てそうですよね。どのコースに行きたいか解るんですから。
これはまさに、「周りから見た自分」を追求した究極の例ではないでしょうか。
やっぱりイチローは宇宙人かも知れませんね。
また、ラグビーの日本代表キャプテン、リーチ・マイケルは、ミーティングの場でメンバーが冗談で言った「みんなからちやほやされたい」という一言にヒントを得て、
単に強いだけのチームではなく、「劇的に勝って、みんなが憧れる存在になる」ことを意識し始めたら、チームのレベルが格段に上がったそうです。
それがワールドカップベスト8の偉業に繋がった訳ですな。
これぞ、「何者になりたいか?」を実践して成功した好例です。
どんな分野にせよ、一流な人ほど「何者でありたいか」を自覚しているように思います。
自分の成績ばかり考えている営業マンと、お客から好かれる存在でありたいとか、会社から頼られる存在でありたいと考えている営業マンとでは当然、格が違ってきますよね。
芸能界でも、自分のこだわりを捨てて、周りが喜ぶことをしたら売れた、という話はよく聞きます。
かの北島三郎も、修行時代、自分の目指す歌い方を止めて、師匠の好きな歌い方に変えた途端、師匠に認められて世に出られたそうですよ。
ミスチルも、デビュー当初は、あえて売れ線の曲を沢山リリースして、売れた後に自分らが本当にやりたかったメッセージ性の強い曲を歌いだしたと、聞いたことがあります。
まぁ、才能があったから出来た事とはいえ、とてもスマートなやり方ですよね。
周りから認められて初めて、自分のやりたい事も受け入れて貰える。ということですな。
ちなみに志村けんはコントでバカを演じている自分を完璧に客観視できたらしいですよ。
また、幽体離脱してオーケストラを指揮してる自分を見た、なんていう有名な指揮者もいました。
・・なんか話が変わってきてるので、このへんで締めましょうか。
みなさんも他人を経由した自分の姿を今一度考えてみてはいかがでしょうか?
私も含めて、みんな我が有るから、なかなか難しいんですけどねぇ・・
今回も最後まで読んで頂き、大変有難うございました。